夜尿症
小学校に入学するころになって週に何回か失敗があるようならご相談ください。
まず隠れた他の病気がないかを確認し、普通の夜尿症と分かれば「尿が多いタイプ」か「膀胱が小さめ」のタイプかを調べます(特別な検査ではなくオムツの尿量を何回か測ってもらうとわかります)。
普通夜尿症は治療せずに自然に見ていると10人の夜尿症のうち1年に1人くらいのペースで治ってゆくと言われています。
つまり最後の児が治るのは 10 年後ぐらいとなります。
実際高校生ぐらいまで失敗していたという場合も珍しくありません。
しかし、現在は治療によって治る時期をずっと早めることができます。
夜尿症のタイプによって内服か点鼻薬かを使います(失敗しそうになるとアラームで起こすというやり方もありますが当科では採用していません)。
ただ治療に2から3年以上かかると予想される場合、治療開始を1から2年待つ場合があります。
しかし、キャンプやお泊りの行事の時に失敗しないように一時的に薬で止めるなどの対応で準備することもできますのでご相談ください。