病院概要
基本理念
「地域の皆さまに信頼される、あたたかみのある医療サービスを目指します」
基本行動方針
・患者さまとよく話し合い、患者さまが納得され望まれる医療が受けられるよう努めます。
・住民の皆さまが安心して医療を受けられる環境を整備します。
・地域の医療福祉機関との連携を図り患者さまを包括的に支援します。
・患者さまのプライバシー保護に努めます。
・無駄を省き健全経営を目指します。
病院の歴史
昭和13年 | 医療利用購買販売組合連合会大安病院として創立される。 |
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昭和19年 | 三重県厚生連に移管 |
昭和24年 | 五ケ所湾文化厚生農業協同組合連合会に移管 |
昭和42年 | 南勢町に管理を移管し、南勢町立大安病院として発足 |
昭和44年 | 病院新築工事開始 |
昭和46年 | 新病院完成、病院名を南勢町立病院に改称 |
平成5年 | 整形外科を開設 |
平成12年 | 療養型病床及び勤労者外来を開設 |
平成13年 | 皮膚科を開設 |
平成17年 | 市町村合併に伴い、町立南伊勢病院となる |
平成20年 | 総合診療科を開設 |
平成25年04月 | 訪問看護ステーション「みかん」を開設 |
平成25年06月 | 「もの忘れ外来」を開設 |
平成26年05月 | 「禁煙外来」を開設 |
平成26年08月 | 町立病院移転推進委員会から移転場所の答申 |
平成27年04月 | 町立病院新築高台移転への本格協議開始 |
平成30年07月 | 新病院起工式 |
平成31年04月 | 小児科を開設 |
令和元年10月 | 新病院竣工式 |
令和元年11月 | 新病院高台移転開院 眼科を開設 |
名誉院長挨拶
町立南伊勢病院名誉院長
宮﨑 光一
<主な経歴>
三重大学付属病院・上野市民病院・県立志摩病院
H19年4月から当院院長、R3年4月より名誉院長
<資格等>
昭和55年、医師免許
日本内科学会認定医、指導医
日本消化器学会専門医
日本肝臓病学会肝臓専門医、指導医
日本消化器内視鏡学会認定専門医
町立南伊勢病院ホームページへようこそ!
当院は三重県志摩半島の南部に位置する、まさに地域医療真っ只中の病院です。
地域の皆さまに信頼される、あたたかみのある医療サービスを目指して、地域の医療ニーズにこたえるべく限られた医療資源の中で、ただいま職員一同奮闘中です。
高齢化が進む当地において病院の果たすべき役割を真摯に考えながら、存在感のある病院を目指したいと思っています。
昨今の我が国における医療状況を考えると、僻地・都市部を問わず高齢化が一層進んでいく中で、地域医療の充実が避けて通れない課題であると思います。
地域医療とは単なる田舎の医療ではなく、患者と一番最初に向き合う医療のことだと思っています。
田舎・都会を問わず、最初に患者に接する医療の充実こそ、今の我が国の医療問題を解決するひとつの方策ではないでしょうか。
患者一人ひとりが、いわゆる“かかりつけ医”を持ち、まずは信頼するかかりつけ医に相談して診療を受けながら、その後の診療計画について皆が納得できる方針を決める。
医療資源が限られたこの地域においては、私たちはかかりつけ医としての機能も併せ持っていく必要があります。
今後の高齢化社会を見すえて、人生の最終段階における医療を考えると、在宅や施設内での看取り、遠隔地・都市部への通院が困難となるであろう高齢者の増加、高次医療機関までは必要としないが家庭や施設での対応が困難であり、どうしても入院対応が必要な高齢者・・・など、私たちの活躍の場はたくさんあります。
当院を取り巻く医療環境は益々厳しさを増してはいますが、南伊勢町およびその近隣地域における私たちの存在意義は大きなものであると信じています。
私たちは、当院の役割として、❶診療機能(外来、一般入院、施設からの入院、急性期病院からの受け入れなど)、❷予防機能(健診・検診、健康教室を通じて地域住民の健康の維持・増進を図る)、❸在宅支援機能(訪問診療、訪問看護、訪問看護ステーションの設立、施設往診など)、❹救急機能(主に、1次~1.5次救急)、❺災害対応機能(診療機関、避難施設としての役割など)、❻地域医療教育研修機能(医学生、研修医、施設の看護師・介護士などの研修など)の6つの機能を掲げています。これらの役割を果たすべく、今後も研鑽を積んでいきたいと思っています。
2019年に当院は、巨大地震発生に伴う大津波対策、病院建物の老朽化対策、保健・医療・介護の一元化(地域包括ケア構想)対策、この3つへの対策として海抜90mの高台へ新築移転しました。免震構造、また、敷地内にはヘリポートも備えています。
志を同じくする、医師、看護師をはじめすべての医療関係者の皆さん、さあ”この指に集まれ”!
院長挨拶
町立南伊勢病院院長
山添 尚久
<主な経歴>
県立総合医療センター・県立志摩病院・県へき地医療支援機構
熊野市立紀和診療所・県立こころの医療センター
H25年4月から当院副院長、R3年4月より院長
<資格等>
平成10年、医師免許
総合内科専門医 ・指導医
家庭医療専門医・指導医
地域包括医療・ケア認定医
令和3年4月1日付で町立南伊勢病院の病院長に就任しました山添尚久です。
14年間にわたり院長を務められました宮﨑光一先生の後任ということで身の引き締まる思いです。
私は、宮﨑先生が志摩病院時代の上司であることなど種々のご縁で、平成25年4月より2回目の町立病院勤務をしてまいりました。
8年前は、医師3名の築 40 年を超える旧病院でした。
この間、伊勢赤十字病院、志摩病院をはじめとするへき地医療拠点病院や三重大学からの継続的なご支援をいただきながら、竹原愼介副院長が着任され、中川十夢医長も再度赴任いただき、令和元年 11 月に新築高台移転、電子カルテの稼働、新たに小児科と眼科の開設、南島メディカルセンターと協働して古和浦診療所を再開など、診療機能を充実し前進し続けることができました。
これも町立病院に関係いただいているすべての皆様のおかげであり、深く感謝申し上げます。
わたしたちの基本理念である「地域の皆さまに信頼される、あたたかみのある医療サービスを目指します」を実践し、持続可能な地域医療をめざし微力ながら尽力させていただく所存です。
今後ともご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願いいたします。