小児気管支喘息
近年治療薬や治療法が進歩してほとんど成人まで持ち越すことない病気となりました。
治療は主としてステロイドの吸入薬と、ロイコトリエンの阻害薬内服を使います。
発作時には去痰薬や気管支拡張剤も使用します。
小児の場合適切に治療すれば身体が成長するのに合わせて治ってゆくのです。
そのためには 3から5年間喘息発作なしに身体が成長するのが良いのです。
そうすればその間に気管支や肺も成長して大きくなり、多少の刺激や炎症があっても症状が出にくくなります。
ポイントは、その間適切な治療で発作をゼロに近づけることにあります。
成長の途中途中で発作があると気管支がそのたびに炎症を起こすので、気管支や肺の成長が遅れてしまいます。
もちろん過量な治療はよくありませんので、その間の薬の使用を本人に合った適切な量に丁寧に調節することが大切となります。